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■日本人は虫歯が多い?改善すべき日々の習慣とは

2023.03.24

日本人は真面目で勤勉ですし、健康に対する意識も高そうに思えますよね。新型コロナウイルス感染症が蔓延した際もマスクの着用を厳守する人が大半を占め、手指消毒や三密の回避も徹底されていました。それと同じように、お口の病気の予防も徹底されているかというと、実はそうではありません。アメリカやヨーロッパと比較すると、日本人の虫歯の数は明らかに多いといえるからです。そこで今回は、日本人の虫歯が多い理由と改善すべき日々の習慣について、藤本歯科クリニックがわかりやすく解説します。

▼日本人の虫歯が多いのはなぜ?

日本人の虫歯は、10年前あるいは20年前と比較すると明らかに減ってきています。20歳や30歳で虫歯が1本もないという人も少なくありませんよね。けれども、北欧諸国と比べた場合は虫歯の数が突出して多いのが現実です。これは虫歯予防への意識と行動の違いが関係しているものと思われます。

◎欧米は定期検診を受けるのが当たり前?

北欧やアメリカの人たちは、歯科検診・メンテナンスを定期的に受けることが当たり前になっています。34ヵ月に1回、プロフェッショナルによる口腔内チェックとクリーニング、ブラッシング指導を受けることで、虫歯を効率良く予防できると同時に、口腔衛生への意識も常に高く保ち続けることが可能となっています。それを小さい頃から習慣化していれば、虫歯になることも少なくなりますよね。

◎虫歯になる理由をわかっている

小さい頃から歯医者さんに通っていると、当然ですが「デンタルIQ」も高くなっています。虫歯になる理由も頭でしっかりと理解できていることから、虫歯になりやすい生活習慣を改めるのも難しくありません。日本人は、この点の理解が不足している場合が多いです。

▼虫歯予防のために改善すべき日々の習慣

虫歯が多い人は、次に挙げるような生活習慣を改善してみてください。効果が現れるまでに少し時間がかかりますが、口内環境も徐々に良くなっていくことでしょう。

◎甘いものを頻繁に食べる

甘い食べ物や飲み物を頻繁に口にしている人は、虫歯リスクが高くなっています。なぜなら、砂糖(スクロース)は虫歯菌の大好物だからです。砂糖を始めとした糖質の摂取量を抑えれば、自ずと虫歯リスクも減少します。甘いものがどうしてもやめられないという人は、虫歯菌のエサにならないキシリトールなどの代用糖が使われた食品を積極的に選ぶようにしましょう。

◎食後に歯を磨かない

虫歯菌の活動が最も活発になるのは食後です。お口の中に残った食べかすをエネルギー源として、虫歯菌がたくさんの酸を作り出します。朝食や夕食の後の歯磨きはほとんどの人が行えているかと思いますが、問題は昼食ですね。学校や職場などでランチを食べた後の歯磨きをしっかり行えるかどうかで、虫歯リスクも大きく変わってきます。

◎口呼吸をしている

普段から口呼吸をしている人は、今日からでも鼻呼吸に移行するよう努めましょう。口呼吸はお口の乾燥を招き、唾液による自浄作用や殺菌作用を弱めてしまいます。加齢や薬剤の影響で唾液腺の活動が低くなっている場合は、普段からガムを噛んだり、唾液腺をマッサージしたりして、唾液の分泌を促していきましょう。

▼まとめ

今回は、日本人の虫歯が多い理由と改善すべき日々の習慣について、藤本歯科クリニックが解説しました。虫歯・歯周病予防に力を入れている当院までご相談いただければ、お口の健康を維持しやすくなるケア方法などをレクチャーいたします。歯のクリーニングやブラッシング指導、歯質を強化するフッ素塗布も併せて行います。