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■保険適用の虫歯治療は何をする?自由診療との違いを解説!

2023.03.24

前回のブログで、虫歯治療には保険が適用されることをお伝えしました。想像していたよりも安い費用で虫歯治療が受けられることに驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。今回はその続きで、保険適用の虫歯治療の内容や自由診療との違いについて、藤本歯科クリニックが詳しく解説します。

▼保険適用の虫歯治療の内容・手順

保険適用の虫歯治療では、以下の手順で処置を進めていきます。

STEP1 虫歯の状態をチェック

始めに、虫歯の状態を視診と触診で大まかにチェックします。比較的軽度の虫歯であれば、虫歯の状態を肉眼だけで確認することも可能ですが、レントゲン撮影を行うことでより精密に診断できます。当然ですがレントゲン撮影も保険適用の虫歯治療で実施できます。

STEP2 表面麻酔と局所麻酔

虫歯治療に痛みが伴うことが予想される場合は、局所麻酔を施します。歯茎に麻酔注射を打って、歯の神経を麻痺させる処置で、皆さんも一度は経験したことがありますよね。麻酔注射による痛みを軽減する目的で使用する表面麻酔も保険適用で実施可能です。

STEP3 ドリルで歯を削る

電動のドリルで、虫歯菌に侵された歯質を削ります。進行した虫歯ほど削る量が多くなるため、虫歯に気付いたらすぐ歯医者さんを受診するようにしましょう。

STEP4 コンポジットレジン充填or歯型取り

虫歯になっている歯質をきれいに除去できたら、欠損部を歯科材料で補わなければなりません。軽度の虫歯であれば、コンポジットレジンを詰めて、光で硬化させることで治療が完了します。中等度の虫歯では、詰め物・被せ物を作らなければならないため、まずは歯型取りを行います。詰め物・被せ物が完成するまでには、少なくとも1週間はかかるため、初診はここで終了となります。

STEP5 詰め物・被せ物の装着・調整

前回の診療から12週間後に再び来院していただき、完成した詰め物・被せ物をセットします。噛み合わせなどを細かく調整したら、保険適用の虫歯治療は終了です。

▼自由診療の虫歯治療との違いは?

虫歯治療の大まかな流れは、保険適用と自由診療とで大きな違いはありません。どちらも上記の5つのステップを踏んで、虫歯を完治させます。ただし、以下に挙げるような細かい部分でたくさんの違いが見られます。

◎使用できる材料の違い

保険適用の虫歯治療では、基本的に銀歯かレジンしか使えません。銀歯は丈夫ではありますが、見た目があまり良くなく、金属アレルギーのリスクを伴います。レジンは白くて自然に見える材料ではあるものの、経年的な変色や摩耗が起こりやすく、歯との適合性もそれほど高くありません。そうした保険適用の材料が持つ欠点は、自由診療のセラミックで解消できます。

1回の診療にかけられる時間や手間の違い

保険適用の虫歯治療は、1回の診療にかけられる時間が決められています。治療の精度を高めるような技術も使用できないため、再発リスクが高くなりがちです。一方、自由診療の虫歯治療には原則として制限がなく、時間や手間をかけることより良い仕上がりを追求できるのです。

▼まとめ

今回は、保険適用の虫歯治療の内容や手順、自由診療との違いについて、藤本歯科クリニックが解説しました。保険適用の虫歯治療についてもっと詳しく知りたいという方は、いつでもお気軽に当院までご連絡ください。