■子どもが虫歯になる3つの原因!予防方法を解説
2023.03.27
虫歯はすべての人に発症するリスクがあります。それは子どもも例外ではありません。そこで今回は、子どもが虫歯になる原因と予防方法について、藤本歯科クリニックがわかりやすく解説します。
▼子どもが虫歯になる3つの原因
子どもの虫歯の主な原因は以下の3つです。
◎甘いものをたくさん食べている
子どもは甘いお菓子やジュースが大好きですよね。とくに成長期の子どもはすぐにお腹が空くため、おやつを頻繁に食べてしまうものです。そうした甘い食べもの・飲みものには虫歯菌が大好きな砂糖(スクロース)が豊富に含まれていることを忘れてはいけません。お口の中に砂糖が停滞している時間が長いほど、そしてその量が多いほど、虫歯のリスクは上昇します。
◎正しい歯磨き習慣が身に付いていない
歯磨きは、歯ブラシで闇雲にゴシゴシとブラッシングしていてもあまり意味がありません。お口の中の食べカスや歯垢などをきれいに落として初めて歯磨きをする意味が出てくるのです。そうした汚れがたまっていると、細菌の住処となって虫歯菌の繁殖を促します。
◎歯が未成熟でやわらかい
これは生活習慣とはまったく関係のない要因なので、すべての子どもが注意しなければなりません。子どもの歯である乳歯や生えたばかりの永久歯というのは、歯質が未成熟でやわらかいのです。そこに汚れがついて虫歯菌が活動を始めると、あっという間にエナメルが溶かされてしまいます。子どもの歯が大人の歯よりも虫歯なりやすいと言われるゆえんです。
▼子どもの虫歯の予防方法
お子さまの歯を虫歯菌から守るためには、以下の 点を意識する必要があります。
◎親御さまによるシュガーコントロール
子どもは、大好きな甘いものが手の届くところにあれば、際限なく食べてしまいます。そうした食習慣は、虫歯になりやすくなることをしっかりと教え、おやつの時間や回数、量なども親御さまがきちんと管理してあげてください。とくに砂糖の摂取量を制限するシュガーコントロールは、子どもの虫歯予防において極めて重要といえます。
◎歯医者さんでひとり磨き・仕上げ磨きを学ぶ
歯医者さんの定期検診では、お子さまのひとり磨きや親御さまによる仕上げ磨きの方法を学ぶことができます。小さい頃から定期的にブラッシング指導を受けることによって、正しい歯磨き習慣が身に付き、虫歯になりにくい口内環境を築くことができます。
◎フッ素で歯を硬く、強くする
子どものやわらかい歯は、そのままにしていると虫歯リスクが高くなってしまいますので、フッ素入り歯磨き粉で歯質を強化しましょう。3ヵ月に1回の定期検診・メンテナンスでフッ素塗布を受けていれば、歯を強くする作用も十分となります。フッ素入り歯磨き粉やフッ素塗布は、正しい方法で取り扱っている限り、健康を害するような作用は現れませんのでご安心ください。それは小さな子どもにも共通して言えることです。
▼まとめ
今回は、子どもが虫歯になる3つの原因と予防する方法について、藤本歯科クリニックが解説しました。実際はもっとたくさんの要因があるのですが、今回はあえてわかりやすい3つに絞って説明させていただきました。そんな子どもの虫歯の原因や予防方法についてもっと詳しく知りたいという方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。お子さまと親御さまにわかりやすくご説明します。