■虫歯になりやすい人の特徴と予防方法について
2023.05.10
虫歯は、歯の表面を溶かす細菌によって引き起こされる病気であり、誰でもかかる可能性があります。けれども世の中には、虫歯になりやすい人となりにくい人がいるのが現実です。虫歯は最終的に歯を失う病気なので、当然ですが「虫歯になりにくい人」を目指したいものですよね。そこで今回は、虫歯になりやすい人の特徴と虫歯の予防方法について、藤本歯科クリニックがわかりやすく解説をします。
▼虫歯になりやすい人の特徴
1.甘いものを好む人
甘いものを好む人は、虫歯になりやすい傾向があります。砂糖(スクロース)は細菌のエサになるため、多く摂取すると虫歯菌が増殖し、虫歯につながります。ちなみに、虫歯菌がエサにする糖質は砂糖だけではありません。ご飯やパン、パスタを構成する炭水化物も糖質の一種であり、虫歯のリスクを上昇させる点に注意が必要です。
2.歯磨きが不十分な人
歯垢は虫歯菌の温床となります。歯磨きが不十分な人は、歯垢を放置してしまい、虫歯菌の活動を活発化させてしまいます。
3.歯並びが悪い人
歯並びが悪い人は、歯ブラシが入りにくく、歯垢をきれいに取り除くことができません。その結果、虫歯になりやすくなります。
4.唾液の分泌量が少ない人
唾液には歯を守る成分が含まれており、虫歯の予防に重要な役割を果たしています。唾液の分泌量が少ない人は、虫歯にかかりやすくなります。
▼虫歯の予防方法
1.歯磨きをしっかりと行う
歯磨きは虫歯予防に欠かせません。朝晩の歯磨きだけでなく、食事をする度に歯を磨くことが重要です。歯と歯の間の汚れは、歯間ブラシやデンタルフロスを使って清掃しましょう。1日に1回でも歯垢がない「プラークフリー」な環境を作れれば、虫歯になる可能性も著しく低下します。
2.砂糖の摂取を控える
砂糖は虫歯の原因となるため、摂取量を減らすように心がけましょう。甘いものを食べる場合は、一度に食べる量を少なくしたり、食後にすぐに歯磨きしたりするようにしましょう。甘いものが大好きでどうしてもやめられないという方は、キシリトールやエリスリトールといった代用糖が使われているスイーツ・お菓子を食べると良いですよ。代用糖は砂糖と同じかそれ以上に甘い調味料ですが、虫歯菌のエサになりません。
3.定期的な歯科検診を受ける
虫歯は初期段階では症状が出にくいため、自覚症状がない場合でも定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。歯科医師が早期に虫歯を発見し、適切な治療を行うことで、虫歯の進行を防ぐことができます。
4.フッ素を利用する
フッ素は歯を強くし、虫歯予防に効果があります。市販のフッ素入り歯磨き粉や、歯科医院でのフッ素塗布などを活用しましょう。
5.唾液の分泌を促す
唾液は虫歯予防に欠かせない成分が含まれているため、唾液の分泌を促すことも重要です。飲み物を飲む際に、よく噛んでから飲むようにすると、唾液の分泌が促進されます。
▼まとめ
今回は、虫歯になりやすい人の特徴と虫歯の予防方法についてお話ししました。虫歯は誰でもかかる可能性がある病気ですが、適切な予防法を実践することで、虫歯の発症を予防することができます。そんな虫歯を徹底的に予防したいという方は、いつでもお気軽に藤本歯科クリニックまでご相談ください。当院は虫歯・歯周病予防に力を入れている歯医者さんです。