〒650-0023
兵庫県神戸市中央区栄町通 4-1-11

新着情報 NEWS

■親知らずを抜歯した痛みはいつまで続く?

2023.03.29

親知らずをこれから抜く予定の人は、どんな痛みが生じるのか不安なことでしょう。もうすでに親知らずを抜いて、痛みに耐えている人は、この症状がいつまで続くのか心配になっていることかと思います。そこで今回は、親知らずを抜歯した痛みがいつまで続くのかを藤本歯科クリニックが詳しく解説します。

▼麻酔が切れてから痛みが始まります

親知らずを抜歯した痛みは、局所麻酔が切れてから始まります。親知らずを抜歯している最中は、麻酔がしっかりと効いているため、痛みを感じることがありません。一般的な親知らずでは「浸潤麻酔(しんじゅんますい)」という手法で歯や歯茎の感覚を麻痺させることから、治療から23時間もすればその効果が減弱していきます。浸潤麻酔は通常の虫歯治療でも使われている麻酔です。

難しい症例の親知らずでは「伝達麻酔(でんたつますい)」という少し強めの麻酔を使うため、その効果が切れるまでには46時間程度を要します。難しい症例というのは、歯茎をメスで切開して、歯を分割するなどの処置が必要となるケースです。

▼抜歯の痛みは23日でピークを迎える

今回のテーマである「親知らずを抜歯した痛みはいつまで続く?」という質問への答えですが、一般的には抜歯後23日で痛みのピークを迎えます。正しい方法で抜歯が行われ、処置後も歯科医師の指示通りに過ごしていれば、そのくらいで痛みも和らいでいきます。難症例の場合は、抜歯後の痛みが45日続くこともあるでしょう。

▼抜歯後の痛みで注意すべき点

親知らずを抜歯後23日で痛みがやや落ち着いて、45日経過してから改めて腫れや痛みが強くなってきた場合は何らかの異常が疑われますので、主治医に連絡しておくと良いでしょう。例えば、抜歯後に繰り返しうがいをしていると、歯を抜いた傷口にかさぶたが作られず、ドライソケットと呼ばれる症状が引き起こされることがあります。ドライソケットは歯を抜いた直後よりも強い痛みを伴うことも珍しくありません。傷口に細菌感染が起こることによっても、抜歯後の痛みがいつまでも続く場合があります。いずれも追加の処置が必要となることが多く、まずは主治医に相談することが大切です。

▼抜歯後の痛みを抑える方法

親知らずを抜歯した後の痛みは、歯科医師から処方された鎮痛剤で抑えましょう。抗菌薬や抗炎症剤なども併せて服用することが重要です。また、傷口を刺激しないためにも、激しい運動は避け、飲酒・喫煙・熱い湯船への入浴なども控えるようにしてください。そうした親知らずの抜歯後の注意事項は、必ず診療の際に説明がありますのでしっかり聞くようにしましょう。親知らずの抜歯後の過ごし方によって、痛みの度合いや継続時間にも大きな違いが出てきます。

▼まとめ

今回は、「親知らずを抜歯した痛みはいつまで続くのか」という質問に答える形で、抜歯後の注意点や痛みを抑える方法などもあわせて解説しました。親知らずの抜歯後の痛みは、23日でピークを迎えて、その後は徐々に軽くなっていきます。逆に、痛みが強くなってきた場合は、ドライソケットや細菌感染などが疑われるため注意が必要です。そんな親知らずの抜歯についてさらに詳しく知りたい方は、お気軽に藤本歯科クリニックまでご相談ください。