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■乳歯でも放置NG!子どものうちの虫歯治療

2023.03.29

皆さんもおそらく一度は、子どもの頃の不十分な口腔ケアや虫歯を放置した経験を後悔したことがあるのではないでしょうか。正直、幼稚園生や小学生にそうした判断を求めることは酷であり、最終的には親御さまの考え方に従わざるを得ないのが現実です。とくに乳歯の虫歯に関しては、親御さまが積極的に歯科治療を受けさせてあげないと、お子さまの歯や顎の骨の発育に大きな悪影響が及んでしまいますので十分な注意が必要といえます。そこで今回は、乳歯の虫歯への対処法について、藤本歯科クリニックが詳しく解説します。

▼乳歯の虫歯を放置するリスク

乳歯はいつか永久歯に生え変わる”使い捨ての歯“という認識を持つことはとても危険です。そんな乳歯の虫歯を軽視して、何もせず放置し続けると、以下のようなリスクが生じます。

◎他の乳歯にも虫歯が広がる

乳歯は永久歯よりもやわらかいため、虫菌に溶かされやすいです。乳歯の虫歯を放置していると、隣の歯へと虫歯がうつり、その範囲は徐々に広がっていきます。子どもには「ランパントカリエス」という、多数の歯にわたる虫歯がある点にも注意が必要です。

◎乳歯を早期に失う

乳歯の虫歯は進行が早く、神経の症状が現れるまでにかかる期間も短いです。重症化した虫歯では歯そのものを抜かなければならないことも多いことから、早期に乳歯を失うケースも珍しくありません。その結果、食べ物をしっかり噛めなくなるだけでなく、次に生えてくる永久歯のためのスペースが塞がれてしまうのです。

◎永久歯が生えてこなくなる

永久歯が生えてくるためには、乳歯からの信号が必要です。乳歯が抜け落ちる時期になると、根っこから永久歯に対してある物質が送られるようになるのです。虫歯で乳歯を早期に失うと、この現象が起こらなくなり、いつまで経っても永久歯が生えてこないというトラブルに見舞われかねないのです。

◎永久歯の歯並びが悪くなる

乳歯の早期脱落によって永久歯が生えてくるスペースが塞がれたり、生えてくる時期が遅れたりすると、きれいな歯列弓(しれつきゅう)を描けなくなります。歯列がデコボコになる乱ぐい歯や前歯が前方に突出する出っ歯などが引き起こされ、大きくなってから苦労することになります。

▼乳歯の虫歯もすぐに治療!

このように、乳歯の虫歯を放置することは、あまりにも危険であるためできるだけ早く治療を受けさせるようにしてください。お子さまは歯医者さんに行くことを嫌がるかもしれませんが、虫歯治療が遅れるほど痛みも強くなってきます。最近では、痛みの少ない虫歯治療も可能となっておりますので、とにかく歯に異常が現れたらすぐに歯医者さんを受診するようにしてください。これはお子さまのお口の健康・発育にとって極めて重要なことです。

▼まとめ

今回は、子どもの虫歯を放置するリスクや治療の重要性について、藤本歯科クリニックが解説しました。乳歯の虫歯を放っておくことはあまりにもリスキーなことであり、必ず何らかの処置が必要となります。そんな子どもの虫歯への対処でお困りの方は、お気軽に当院までご相談ください。当院は子どもの虫歯治療が得意な歯医者