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■親知らずの痛みを緩和する 5 つの方法

2023.03.28

親知らずはお口のトラブルメイカーであり、いろいろな理由で痛みを引き起こすことがあります。今回はそんな親知らずの痛みを緩和する方法を藤本歯科クリニックがわかりやすく解説します。

【方法1】市販の鎮痛剤を飲む

何らかの理由で親知らずが痛い場合は、市販の鎮痛剤を服用すると症状が緩和されます。鎮痛剤といっても種類はさまざまですが、ご自身が普段から飲みなれているものがあればそれで十分です。製品によって痛みを緩和する効果に大きな差は見られるわけではありませんので、副作用が少ないものを選ぶのが一番です。ただし、鎮痛薬を飲むこと自体はあくまで「対症療法」でしかないため、親知らずの痛みの原因は必ず取り除く必要があります。

【方法2】顎を冷やす

親知らずの痛みが炎症反応によって引き起こされている場合は、濡れたタオルで顎を冷やすことで症状が緩和されます。この時、患部に直接、氷を当てるような対処は絶対にしてはいけません。急速に冷やした方が痛みの症状も緩和されやすいように思えますが、歯や歯茎に悪影響が及ぶため、必ずお口の外から緩やかに冷やすようにしましょう。

【方法3】お口の中を清潔にする

親知らずの痛みの原因が虫歯や歯周病である場合は、お口の中を清潔にすることが症状の緩和にも寄与します。虫歯や歯周病は細菌の活動によって引き起こされる病気なので、お口の中が不潔になるほど痛みも増していきます。もちろん、痛みが出ている親知らずをゴシゴシと強圧で歯磨きする必要はありませんが、痛いからと言って歯磨き・うがいを控えることはしないでください。

【方法4】患部に負担のかからない食事を心がける

親知らずの痛みの原因が何であれ、そこに異常が生じている以上、負担をかけることは良くありません。辛いものや熱いもの、硬い食べ物は出来るだけ避け、患部を刺激しないよう努めましょう。

【方法5】親知らずを治療する

5つ目の方法は、いわゆる原因療法です。親知らずが痛む根本的な原因を取り除くことで、症状の改善をはかります。親知らずが虫歯になっているのなら虫歯治療、歯周病になっているのなら歯周病治療を行います。親知らずが異常な生え方をしていて、周囲の組織に悪影響を及ぼしている場合は、抜歯が適応されます。

▼親知らずの痛みを我慢するのは良くない?

風邪による頭痛や発熱、胃腸炎による腹痛などは、我慢することで自然治癒する場合も多いですが、親知らずによる痛みは例外です。基本的に、自然になることはありませんので、対症療法で痛みを緩和させるだけでなく、根本的な原因を歯科治療で取り除くことが大切といえます。ですから、上記の14の緩和方法はあくまで歯医者さんを受診するまでの応急処置と捉えていただけたらと思います。

▼まとめ

今回は、親知らずの痛みを緩和する5つの方法を藤本歯科クリニックがわかりやすく解説しました。親知らずに痛みが生じている以上、そこには何らかの異常が存在しており、緩和策だけで対処するのは良くありません。出来るだけ早く歯医者さんに診てもらって、適切な処置を受けましょう。