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■虫歯にならないための食生活のアドバイスと栄養素について

2023.06.02

こんにちは、藤本歯科クリニックです。今日は、虫歯にならないための食生活と、健康な歯を保つために重要な栄養素についてお話します。歯科治療とは少し離れた内容となりますが、歯やお口の健康維持・増進に関心のある方はぜひ参考にしてください。

▼バランスのとれた食生活

まずは、食生活から見ていきましょう。良好な口腔健康を維持するための食事は、バランスが大切です。特に、砂糖や糖分を多く含む飲食品は、虫歯の原因となる細菌が繁殖するのを助けます。適度な摂取と口腔内のケアを心がけましょう。また、健康的な食事パターンに従うことで、全体的な健康状態が改善し、歯の健康も支えられます。

▼虫歯予防に役立つ5つの栄養素

では次に、虫歯予防に役立つ5つの重要な栄養素をご紹介します。

カルシウム:カルシウムは歯と骨の形成に不可欠なミネラルで、歯のエナメル質(外側の硬い層)を強化します。乳製品、ブロッコリー、オレンジなどから摂取できます。

ビタミンD:ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、歯を強くします。魚、卵、牛乳などが良いビタミンDの源です。ビタミンDには、全身の骨を強くする作用も期待できることから、毎日積極的に摂取することが推奨されます。11530分くらい日光を浴びることでも、1日に必要なビタミンDは、体内で生成されると言われています。日光の浴び過ぎは皮膚に良くありませんが、適度な日光浴はむしろ体に良い影響がもたらされるのです。

フッ素:フッ素は、エナメル質を再石灰化し、酸による溶解を防ぐため、虫歯予防に大変有効です。フッ素は水道水、紅茶、海魚などに含まれていますが、フッ素入り歯磨き粉を毎日使用することも大切です。歯科医院でのフッ素塗布も併せて行うことで、歯はより強くなります。ですから、フッ素に関しては食品から摂取するというよりは、予防処置で歯面に作用させた方が効果も得られやすくなります。

ビタミンC:ビタミンCは、歯茎の健康を維持するために必要です。これはコラーゲンの生成を助け、歯茎を強化します。フルーツや野菜、特に柑橘類やピーマンに豊富に含まれています。

リン:リンもまた、カルシウムと共に歯のエナメル質を形成し、歯を健康に保つのに役立ちます。肉、魚、豆類、乳製品に含まれています。

これらの栄養素をバランスよく摂取することで、口腔内の健康を維持し、虫歯のリスクを低減することができます。

▼食事だけ虫歯は予防できない?

食事だけでなく、適切なブラッシングとフロッシングも忘れてはいけません。食後すぐにブラッシングをすることで、細菌が糖と反応して酸を生成するのを防ぎ、虫歯を予防することができます。セルフケアでは落とせない汚れは、34ヵ月に1回のメンテナンス・プロフェッショナルケアで一掃すると良いですよ。食事で歯を強くしても、歯垢や歯石がたまってしまったら元も子もありませんからね。

▼まとめ

今回は、虫歯にならないための食生活のアドバイスと栄養素について解説しました。藤本歯科クリニックでは、患者さま一人ひとりのライフスタイルに合わせたアドバイスを行い、あなたの健康な笑顔を守るお手伝いをいたします。虫歯予防のための食生活や栄養素について、もっと詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。皆さまのお越しを心からお待ちしております。健康的な食生活と適切な口腔ケアによって、皆さまがいつまでも輝く笑顔を保てますように。