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■歯周病を予防する食生活のアドバイス

2023.05.12

歯周病は、糖尿病や高血圧症と同じく、生活習慣によってリスクが上下する病気です。とくに歯周病を予防する場合は、食生活には十分配慮する必要があります。今回はそんな歯周病を予防する食生活について、藤本歯科クリニックが詳しくアドバイスします。

▼今日から改善できる歯周病予防のための食生活

◎食べ物をよく噛む

食べ物をよく噛むことで、歯垢を取り除くことができます。また、よく噛むことで唾液の分泌も促され、口内環境を改善することができます。食事は急いで食べるのではなく、ゆっくりと時間をかけて噛むように心がけましょう。

◎食物繊維を多く摂る

野菜や果物、穀物などの食物繊維を多く摂取しましょう。食物繊維は、口内の衛生維持や歯垢の除去に役立ちます。

◎飲み物

歯周病を効率よく予防するためには、飲み物にも注意を払う必要があります。砂糖を多く含むジュースや炭酸飲料は、歯垢の形成を促進し、歯周病を引き起こす可能性があるため、水や緑茶などの健康的な飲み物を選ぶようにしましょう。

◎オメガ3脂肪酸を摂取する

オメガ3脂肪酸は、身体に良い効果が期待できる栄養素の一つであり、歯周病予防にも効果があります。歯周病は、歯茎の炎症や歯肉から出る出血、歯のグラつきなどを引き起こします。この病気は、炎症反応が関与しており、オメガ3脂肪酸は炎症を抑える作用があります。

オメガ3脂肪酸には、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などの成分が含まれます。これらの成分は、身体に良い影響を与えるだけでなく、炎症反応を抑制することができます。歯周病の原因となる細菌は、炎症を起こし、歯周病を進行させます。

また、オメガ3脂肪酸は、口内環境を改善する作用もあります。口の中は細菌が繁殖しやすい環境であり、口の中のバランスが崩れると歯周病が発生することがあります。オメガ3脂肪酸は、口内環境を改善し、細菌の繁殖を防ぐことができます。オメガ3脂肪酸が豊富に含まれる食品としては、サーモン、マグロ、イワシ、チアシード、亜麻仁油、くるみなどが挙げられます。

▼食後に気を付けるべきポイント

歯周病を予防するためには、食事中だけではなく、食後も以下の点に配慮する必要があります。

◎歯磨きを徹底する

歯周病の原因となる歯垢は、定期的な歯磨きで取り除くことができます。歯磨きは、毎食後に行うのが理想です。歯ブラシは、柔らかい毛のものを使用し、歯と歯茎の境目や奥歯の奥など、歯ブラシが届きにくい部分にも十分に歯磨きを行いましょう。磨き残しが生じて歯石が形成されると、歯周病リスクは大きく上昇します。

◎デンタルフロスや歯間ブラシを使う

歯ブラシだけでは取り除けない歯垢や食物のカスは、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して取り除きましょう。歯間ブラシは、歯の間に挟まった食べ物を取り除くことができ、歯周病の予防にも役立ちます。

▼まとめ

今回は、歯周病を予防する食生活について、藤本歯科クリニックがアドバイスさせていただきました。日々の生活で、できる限り上記のアドバイスを実践し、歯周病を予防するよう努めましょう。また、歯磨きや歯科医院での検診は、定期的に行うことが大切です。34ヵ月に1回の頻度で定期検診・メンテナンスを受けていれば、歯周病の予防、早期発見・早期治療も難しくはなくなります。