■歯周病でも受けられるインプラント治療のポイント
2023.06.05
こんにちは、藤本歯科クリニックです。多くの患者様から「歯周病があるとインプラント治療はできないのでは?」との質問をいただきます。答えは、「必ずしもそうではありません」です。歯周病が軽度で、症状をコントロール可能なら、インプラント治療が可能になることもあります。さらに、歯周病で失われた骨を骨造成で再生することも可能です。4
▼そもそも歯周病とは?
まず、歯周病とは何か、その重要性について説明します。歯周病は、口腔内の細菌の感染により歯肉と歯を支える骨が破壊される病気です。これが進行すると、歯が抜け落ちる可能性があります。なお、歯周病は全身の健康にも影響を及ぼすことが分かっています。
▼歯周病がインプラントの天敵と呼ばれる理由
では、なぜ歯周病はインプラント治療の「天敵」と言われるのでしょうか。それは、インプラントが成功するためには、健康な骨と歯肉が必要だからです。歯周病が進行すると、これらが破壊され、インプラントの固定が難しくなります。さらに、歯周病は感染症であり、治療後のインプラント周囲炎のリスクも高まります。
▼歯周病でもインプラント治療は可能?
◎軽度の歯周病なら問題にならない
しかし、必ずしも歯周病があるからといってインプラント治療が不可能なわけではありません。歯周病が軽度であれば、適切な治療と管理により症状をコントロールし、インプラント治療を成功させる可能性があります。そのためには、まず歯周病の症状を早期にキャッチし、適切な治療を始めることが重要です。
◎骨造成で不足した骨を補う
また、骨造成という技術もあります。これは、歯周病で失われた骨を人工的に再生する治療法です。骨造成を用いて健康な骨を再形成し、それにインプラントを固定することが可能です。骨造成は専門的な技術と経験を必要としますが、藤本歯科クリニックではこれまでに数多くの症例を成功させてきました。
ただし、これらの治療を成功させるためには、患者様自身の協力が欠かせません。良好な口腔衛生を保つこと、定期的な歯科検診を受けること、そして指導されたケアを実行することが重要です。歯周病を持っているからといって諦める必要はありません。私たち藤本歯科クリニックと一緒に、一歩一歩進んでいきましょう。あなたの美しい笑顔のために、私たちは常に全力でサポートします。
▼インプラント治療後の歯周病にも要注意
インプラント治療後の歯周病は、インプラントの長期的な成功に対する重大な脅威となります。この病状は「インプラント周囲炎」と呼ばれ、インプラント周囲の骨や組織の炎症、そして骨の喪失を引き起こします。重度に進行すると、インプラントの固定が不安定になり、最終的には失敗、すなわちインプラントの抜け落ちを招く可能性があります。
この病状を防ぐためには、インプラント治療後の適切なケアが不可欠です。毎日の適切なブラッシングとフロッシング、定期的なプロフェッショナルなクリーニング、そして定期的な歯科検診が重要となります。また、タバコはインプラントの成功率を大幅に低下させるため、その使用は避けるべきです。
インプラントは適切なケアが行われることで、長期間にわたって機能し続けることができます。患者様自身が口腔ケアに積極的に取り組むことで、インプラント治療の成功とその長寿命化を実現することができます。
▼まとめ
以上が、歯周病とインプラント治療についての基本的な情報です。もしも具体的な症状や疑問がありましたら、お気軽に藤本歯科クリニックまでお問い合わせください。皆様の健康な笑顔をサポートするために、私たちは常に準備が整っています。