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■セラミック歯と保険の被せ物はどう違う?選ぶポイントを解説!

2023.03.20

 

虫歯治療で比較的多くの歯質を削った場合には、被せ物を装着しなければなりません。その際、セラミック歯と保険の被せ物のどちらを選択するかによって、予後も大きく変わってきます。今回はそんな虫歯治療後の被せ物を選ぶ際のポイントを藤本歯科クリニックがわかりやすく解説します。

▼保険の被せ物の種類について

保険診療で虫歯治療を受けた場合には、銀歯とレジン歯、CAD/CAM冠(きゃどきゃむかん)のどれかを選択することになります。銀歯は、歯科用合金で作った金属製の被せ物で、レジン歯はその名の通り歯科用プラスチックであるレジンで作られた被せ物です。CAD/CAM冠は、少し前から保険適用されるようになった「ハイブリッドセラミック製」の被せ物で、厳密には歯科用プラスチックに分類されます。このことを踏まえた上で、自費のセラミック歯と保険の被せ物の違いについて解説していきたいと思います。

▼セラミック歯と保険の被せ物の違い

自費のセラミック歯と保険診療の被せ物には、以下に挙げるような違いがあります。

◎見た目の美しさの違い

見た目の美しさという観点では、自費のセラミック歯が圧倒的に有利です。自費診療では、天然歯の色から光沢、透明度までを忠実に再現できるオールセラミッククラウンを使えるため、本物の歯と見まがうほどの美しい仕上がりが期待できます。一方、金属色がむき出しである銀歯は言うまでもありませんが、レジン歯やCAD/CAM冠もあくまでプラスチックなので、自費のセラミック歯には審美面において大きく劣ります。

◎虫歯の再発のしやすさの違い

被せ物治療における虫歯の再発リスクは、人工歯と歯質との適合性に左右されます。歯を削った跡にぴったりと適合されることが容易なセラミック歯は、歯質との間にすき間が生じにくく、細菌の侵入も起こりくいです。銀歯やレジン歯は、セラミック歯ほどぴったり適合させることが難しいため、歯との間に生じたすき間から細菌が侵入して、虫歯を再発してしまうことが多くなっています。

◎汚れのつきやすさの違い

セラミックは表面が滑沢で、汚れや臭いの原因となる物質を吸着しにくいです。経年的な劣化も起こりにくく、いつまでも美しく、清潔な状態を保ちやすいのがセラミックの強みです。銀歯やレジン歯は表面が粗くなりがちで、汚れを吸着しやすいため、口腔衛生上、不利に働くことが多いといえます。


◎体への影響の違い

保険の銀歯や土台を金属で作ったレジンの被せ物は、金属アレルギーのリスクがあります。唾液によって金属イオンが溶け出し、歯茎の血管を介して全身を巡るようになるからです。セラミックのみを使ったメタルフリー治療なら、そうした体への悪影響を限りなくゼロに近付けられます。


▼自分に合った被せ物を選ぶポイントは?

虫歯治療後の被せ物を選ぶ際、経済性を何よりも重視するのであれば、保険の銀歯やレジン歯がおすすめです。保険の被せ物なら、3割負担で5,00015,000円程度で作れます。被せ物治療において経済性ではなく、審美性や機能性、耐久性、生体安全性などを重視するのであれば、間違いなく自費のセラミック歯がおすすめといえます。

▼まとめ

今回は、セラミック歯と保険の被せ物の違いについて、藤本歯科クリニックが解説しました。当院では両方の被せ物治療に対応しておりますので、これから虫歯の治療を受ける予定の方はお気軽に当院までご相談ください。患者さまお一人おひとりに最善といえる被せ物治療をご提案します。